今回の記事では、一人暮らしの初期費用のうち、家具家電の総額について紹介します。
「一人暮らしの初期費用の総額は?」
「家具家電の費用は抑えたいけれど、最低限必要なものは?」
一人暮らしは自由な時間を過ごせたり、プライベートを大切にできたりとメリットがありますが、一方で様々な初期費用が必要となります。
敷金礼金、引っ越し費用に加え、家具家電をそろえるとなると大きな出費となってしまうでしょう。
この記事では、一人暮らしで家具家電の出費の総額を抑える方法だけでなく、自分で1から揃えずに済む方法も解説しています。
家具家電のコストカットに興味がある人はぜひチェックしてみてください。
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一人暮らしの初期費用の総額は『家賃の半年分』内訳は?
最初に、一人暮らしの初期費用の総額と内訳について解説します。
総額は“家賃の半年分程度”
一人暮らしの初期費用の総額は、引越しの有無や購入する家具家電によって大きく異なります。
一般的な目安としては、引越し先の家賃半年分くらいの金額があれば安心でしょう。
例えば家賃5万円の部屋に引っ越す場合、総額30万円くらいです。
引越し時期を工夫したり、必要なものだけを購入したりすれば、一人暮らしの初期費用は大幅に引き下げられます。
内訳は大きく分けて3種類
一人暮らしの初期費用の内訳は、大きく分けて以下の3種類があります。
- 引っ越し費用:3万円~8万円程度
- 敷金礼金など不動産業者に支払う費用:家賃の半年分程度
- 家具家電を揃える費用:10万円~20万円程度
引越し費用
引越し費用とは、現在住んでいる部屋から新しい部屋へ家具家電などを運搬してもらう際に必要な費用です。
その他にも古い部屋の掃除や不用品の処分などを依頼するケースもあります。
引越し業者への依頼にかかるコストは、引越しの距離や時期、荷物の寮などによって異なるので、一概にいくらとは言えません。
一般的に3万円から8万円程度で一人暮らしの引越し費用はまかなえるでしょう。
敷金礼金など不動産業者に支払う費用
賃貸を契約する際には、不動産業者に支払う費用が複数種類あります。
代表的なものとして、敷金礼金が挙げられます。
敷金は簡単に言えば、借主が貸主に預けるお金のこと。
部屋の損傷や汚れなど万が一のトラブルに備えてあらかじめ預けておき、トラブル無く契約を終えた場合は原則として全額返ってきます。
一方礼金は借主が貸主に対して謝礼として支払うお金のため、基本的に返金はありません。
敷金礼金は一般的には家賃の1ヶ月から2ヶ月分とされています。
その他には不動産業者の仲介手数料や新しい部屋のクリーニング代、鍵の交換代などのコストも必要となります。
初期費用と合わせて契約月または来月分の家賃を支払うケースもあり、トータルで家賃の半年分以上のお金を用意しておくといいでしょう。
家具家電を揃える費用
現在家具家電を持っていない場合、ゼロから新しくそろえる必要があります。
性能の良い家具家電をそろえると生活が快適になりますが、費用もかさんでしまいます。
しかし、安さだけを重視して選んでしまうと、性能がイマイチだったり、すぐに故障してしまったりして結局買い換えるというリスクもゼロではありません。
必要な家具家電を事前にリストアップし、予算を組み立てて購入するようにしましょう。
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一人暮らしに必要な家具家電の初期費用の目安は総額20万円程度
購入する家具家電の数やクオリティによりますが、一人暮らしの総額は10万円から20万円程度でしょう。
家電 | 費用の目安 |
---|---|
冷蔵庫(200L以下) | 20,000円~50,000円 |
洗濯機(5〜7kg) | 20,000円~40,000円 |
炊飯器 | 10,000円 |
電子レンジ | 5,000円 |
掃除機 | 5,000円 |
テレビ | 20,000円~40,000円 |
合計 | 80,000円~150,000円 |
家具 | 費用の目安 |
---|---|
寝具 | 20,000円~50,000円 |
カーテン | 5,000円 |
カーペット | 5,000円 |
その他の雑貨類 | 10,000円 |
合計 | 40,000円~70,000円 |
家具家電を一式揃えるとなると、約10万円~20万円の費用がかかります。
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一人暮らしの引っ越しで揃えるべき最低限の家具家電リスト
家具家電の総額をカットし、一人暮らしでの初期費用をできる限り抑えたい場合、最低限以下のような家具家電を購入することをおすすめします。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- ベッド又は布団
冷蔵庫
一人暮らしを始める上で冷蔵庫は欠かせないアイテムと言えるでしょう。
自炊をする人はもちろんですが、自炊をしない場合でも飲み物を冷やすなど、あれば非常に便利です。
一人暮らし用サイズであれば3万円程度で購入できるものもあります。
洗濯機
洗濯は日常生活で欠かせない家事のため、洗濯機も始めからそろえておくことをおすすめします。
コインランドリーが近所にあれば洗濯機無しでもやり繰りできるかもしれませんが、長期的に見るとコストがかかってしまうでしょう。
一人暮らしの洗濯機は5キロ程度のサイズで、3万円程度で購入できます。
電子レンジ
電子レンジは冷凍食品や惣菜をよく購入する人にとっては、特に欠かせない家電と言えます。
自炊をする人にとっても作り置き料理の温め直しなど、節約面で見てもメリットがあります。
電子レンジは1万円以内で購入できるものも多いため、ぜひ1台持っておくといいでしょう。
ベッドまたは布団
毎日の睡眠において、ベッドや布団は欠かせません。
収納スペースとしても利用したい人はベッド、就寝時以外は部屋を広くしたい人は布団がおすすめです。
1人サイズのベッドは2万円程度、布団は5,000円程度から購入できます。
予算に余裕があれば揃えておきたいおすすめ家具家電リスト
予算に余裕があれば、以下のような家具家電の購入もおすすめです。
- テレビ
- 炊飯器
- 掃除機
テレビ
娯楽や情報収集のツールとして、テレビがあると非常に便利です。
予算や部屋のスペースに余裕があれば、持っておくといいでしょう。
32型であれば1万円から2万円程度で購入できます。
炊飯器
家でご飯を食べたい人は、炊飯器を購入しておきましょう。
おかずだけ購入し、ご飯は家で炊いて食べるというようにすれば、節約効果も見込めます。
3合炊きの炊飯器は5,000円程度で購入できます。
掃除機
部屋が広い場合や、掃除の時間を短縮したい場合は掃除機が便利です。
一人暮らしの部屋であれば掃除用シートでの拭き掃除でも問題ないケースも多いので、掃除機が必要か検討してから購入しましょう。
掃除機の金額は様々ですが、1万円以下で購入できるものもあります。
【一人暮らしで家具家電の初期費用を抑える方法①】家具家電セットを購入する
家具家電をセットで購入することによって、単品より割安でゲットできます。
セット内容は様々なので、自分の生活に必要なものを把握してから選ぶことが大切です。
家具家電セットで一式そろえるメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
- 3点セット・5点セットなど予算で選べる
- 一気に必要な家具家電を揃えられる
- 新品の家具家電が手に入る
- 個別で好きな家具家電を購入できない
- 費用は5万円~10万円程度
- 時期によっては売られていない
最低限の家具家電でいいなら3点セットがおすすめ
冷蔵庫と洗濯機、電子レンジの3点セットがあればひとまず生活できるでしょう。
3点セットは安いもので5万円から7万円程度が相場です。
快適な暮らしをしたいなら5点セットがおすすめ
家具家電を豊富に持っていると、生活のレベルもアップするでしょう。
上記の3点と掃除機、炊飯器の5点セットは主流な家具家電セットの一つです。
部屋を清潔に保ちたい、家でご飯を食べる機会が多い人は3点セットより5点セットの方がいいかもしれません。
金額は製品によって異なりますが、10万円以下で購入できるセットも多々あります。
家具家電セットを購入する上での注意点
家具家電セットはお得な上に一気に必要なものを揃えて新生活をスタートさせられるメリットがあります。
しかし、単品のように個別で好きな家具家電を購入できないという点に注意してください。
例えば、A社の家具家電セットに洗濯機が含まれていたとします。
その場合、洗濯機だけB社のものにするのは無駄な労力やコストがかかってしまうでしょう。
家具家電にこだわって一人暮らしをしたい人は、個別で製品を購入した方がいい可能性もあります。
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【一人暮らしで家具家電の初期費用を抑える方法②】中古品やアウトレット製品を購入する
新品の家具家電をゼロから揃えるのは、非常にコストがかかります。
少しでも費用を抑えたい場合、中古品やアウトレット製品を購入するのも一つの手段です。
中古品やアウトレット製品で家具家電を揃えるメリット・デメリットは以下の通りです。
- 新品よりも安く揃えられる
- ネットでも購入ができる
- 個別で好きな家具家電を購入できる
- 新品と比べて性能が悪い
- 物によっては新品よりも電気代がかかる
- 傷や汚れがついている場合もある
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップとは、業者や個人から買い取った中古の家具家電を割引価格で購入できるお店です。
商品の品質や状態はお店によって異なりますが、新品とあまり変わらない家具家電をお得に購入できる場合もあります。
また、中古品のため年代が古いものが多い傾向にありますが、アンティークが好きな人やデザインにこだわりが無い人は問題ないでしょう。
ネットで購入する
リサイクルショップは店舗に直接行かなくても、ネットで家具家電を購入できる場合もあります。
また、フリマアプリを利用すればさらに安く家具家電を購入できるでしょう。
フリマアプリは業者ではなく個人が出品しているため、「安くてもいいから誰かに買い取ってほしい」という商品であれば、格安で家具家電を購入できるかもしれません。
中古品やアウトレット製品を購入する上での注意点
中古品やアウトレット製品は安く購入できる一方、新品に比べて品質は高くありません。
傷や汚れがあるかもしれないということは認識しておきましょう。
また、フリマアプリは業者ではなく個人が管理しているため、最低限の品質が保たれているとは限りません。
万が一故障している家具家電を購入した場合、運搬費や処分費用がかかってしまいます。
せっかく中古品やアウトレット製品でコストを抑えても、また新しく家具家電を購入しなければならなくなっては意味がありません。
【一人暮らしで家具家電の初期費用を抑える方法③】家族や友人に譲ってもらう
一人暮らしで家具家電の総額を抑える方法として、家族や友人に譲ってもらうという手段があります。
- 購入するよりも安く揃えられる
- 処分費用を抑えられるのでお互い得する
- トラブルにつながる可能性がある
- 運搬の手間がかかる
家族や友人に家具家電を譲ってもらう際のメリット
家族や友人に家具を譲ってもらうと、たいていの場合購入するより断然費用を抑えられます。
コスト重視で一人暮らしの家具家電を揃えたい人は、家族や友人に相談してみてもいいでしょう。
仮に家族や友人が家具家電を不要としている場合、処分費用を抑えられるので双方にとってもメリットがあるはずです。
家族や友人に家具家電を譲ってもらう際のデメリット
家族や友人に家具家電を譲ってもらうということは、しっかりルールを決めておかなければ様々なトラブルにもなりかねません。
例えば運搬はどのように行うのか、家具家電は本当に無料でいいのかなど、事前にお互いの認識のずれが無いようにすり合わせておきましょう。
家族や友人に家具家電を譲ってもらう際の注意点
たとえ親しい家族や友人であっても、家具家電を譲ってもらったらしっかりお礼をするようにしましょう。
食事や菓子折りなどが一般的ですが、相手のニーズに合わせるのがおすすめです。
また、家具家電の運搬は非常に労力や時間を必要とする作業です。
家族や友人任せにせず、できる限り自分で運搬手段を確保するようにしましょう。
自分で車を運転できない、家具家電が車に乗り切らない場合は、自分で運送業者を手配しましょう。
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一人暮らしの初期費用を抑えるなら家具家電を節約するよりも『住み込み仕事』がおすすめ
ここまで一人暮らしで家具家電の総額を抑えるための方法について解説しました。
しかし、初期費用が用意できない、初期費用が貯まる前に一人暮らしを始めたいという人は住み込み仕事も一つの手段です。
住み込み仕事は「初期費用がかからない」「家具家電もそろっている」「家賃も無料または格安」と、費用面で非常に優秀と言えます。
住み込み仕事のメリット
住み込み仕事のメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 初期費用だけでなく生活費を抑えられる
- 家具家電備え付けの寮がある
- 部屋探しの手間が省ける
生活費を抑えられる
住み込み仕事は会社が用意した寮で生活しながら働く形態です。
家賃のほとんどは企業負担となるため、自分で支払う分はゼロまたはわずかです。
また、光熱費や食費も会社がまかなってくれるケースもあり、生活費を節約したい人は住み込み仕事をチェックしてみてください。
家具家電備え付けの寮がある
寮によっては家具家電が一式そろっているので、自分で購入する必要がありません。
一人暮らしの初期費用で大きな負担となる家具家電の総額がゼロになれば、大幅なコストカットになるでしょう。
部屋探しの手間が省ける
自分で一人暮らしを始める場合、条件に見合った部屋を探さなければなりません。
時間だけでなく、不動産業者に支払う引越しの初期費用もネックとなるでしょう。
このような部屋探しの手間やコストをカットできるという点も、住み込み仕事のメリットです。
住み込み仕事を探すには専用求人サイトがおすすめ
住み込み仕事を探すには、住み込み仕事専用サイトの活用がおすすめです。
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ただし、あくまでも求人サイトのため、募集要項を見て自分で積極的に活動する必要があります。
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