工場関連の仕事でよく耳にするライン作業ですが、業種や担当する作業工程によってどんな仕事なのかが変わってきます。
今回の記事では、ライン作業が気になっている方に向けて、自分がライン作業に向いているか向いていないかを確認しつつ、ライン作業を仕事として選べるように解説します。
今まさに転職活動中であったり、これからの仕事選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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工場のライン作業とは
ライン作業とは、ひとつの工程に対し複数人がベルトコンベアを流れる製品を加工・梱包などをしていく作業のことを指します。食品や工業関係などさまざまな工場で行われています。
ライン作業は資格や経験が求められず誰でも作業可能です。
ひとつの製品を作り上げるのにいくつも作業が分けられるため、簡単な作業が多く仕事内容をすぐに覚えられます。慣れるまでに時間を多く要しません。
だから、未経験がネックになることはほぼないのです。
扱う製品は工場によってさまざまですが、幅広い年齢層の方が活躍できるシンプルな仕事です。
ライン作業を行っている業種
さまざまな業種の工場でライン作業を行っていますが、主な業種は以下のような工場です。
- 自動車工場
- 食品工場
- 化粧品工場
以上の代表的な工場でのライン作業の特徴を以下より解説します。
自動車工場
自動車はライン作業で製造される代表的な製品です。また、自動車製造メーカー、部品製造メーカー、系列メーカーなどに大きく分けられます。
また、自動車は2万点を超える部品数と約250の作業工程があり、それぞれ製造工場や組立工場などで、さまざまな工程の多くを複数のライン作業が担っています。組み立てから機械加工、部品供給、成型などがあります。
製造や検査などの作業では単純なものが多いですが、部署異動もあるため複数のライン作業を覚えることも可能です。
担当する工程によっては溶接などの技能が必要だったり、重いものを運んだりすることがあります。なお、雇用の安定度は高く、期間工として高待遇で働けたり、正社員登用も積極的に行われていたりします。
食品工場
食品製造もライン作業が活躍している分野です。その作業は多岐にわたります。
肉や魚などをカットする工場や、原料加工から製造、出荷まですべてを担う工場などさまざまなラインがあります。
コンビニのお弁当などは、ライン作業で具材を順番に詰めて、包装を行った後出荷するため、未経験でも安心して作業可能です。
食品工場では、他の製造系ラインと衛生面への配慮が大きく異なります。髪の毛などの異物混入を避けるため、手袋やマスクを着用し、顔の前面しか露出しないクリーンスーツを着込む職場も多いです。
また、冷凍食品工場では検品や力仕事となる出荷が主となります。低温の工場内で、力仕事が必要とされる場合も多く、ライン作業の工程が少ないです。
化粧品工場
化粧品のライン作業では、化粧品の種類で内容が変わります。 しかし、基本的には以下の作業があります。
- 容器に詰める
- シールを貼る
- 検品
- 箱詰め
- 蓋閉め
- 説明書の同封
- 荷台への積み上げ
特殊な作業や重量物を扱う必要がなく、慣れれば黙々とこなせます。取り扱う製品も馴染みあるものが多く、女性が多く活躍しています。
コツをつかめば未経験でも早いペースで仕事をこなすことが可能です。
ライン作業の仕事内容
ライン作業の代表的な仕事は以下の通りです。
- 組立
- 加工
- 機械オペレーター
- 検品
- 梱包・仕分け
それぞれの仕事内容について解説します。
組立
製品を組み立てる作業です。車や飛行機などの大きなものから、時計などの小さなものなどさまざまな商品の工場において作業が発生します。
効率的に大量生産することが目的となるので、複数人で作業を分担します。
加工
製品に使用する材料を変形させ加工します。食品であれば食材を切ったり焼いたりします。
取り扱う商品によって変わりますが、ライン作業であれば難しい加工はほとんどありません。
機械オペレーター
製品を作るための機械操作を行います。生産工程を機械で管理したり、機械のメンテナンスをする仕事です。
未経験から働けるライン作業は多いのですが、機械オペレーターは特殊な機械のオペレーションを求められるため、経験者でないと担当させてもらえないことが多いです。
検品
出来上がった製品に不良品などがないかチェックします。特殊な器具を使わず、目視で検品するのが一般的です。
市場に出回る前の最終チェックとなるので、責任の大きな仕事です。
梱包・仕分け
梱包は、製品をダンボールなどに入れたり包装したりする仕事です。 商品が配送時の揺れなどで壊れてしまいよう、しっかりと梱包したりエアクッションを敷き詰めたりします。
また、仕分けは製品を配送先別に振り分けます。積み込み作業も伴うことがあるため、体力とスピードが必要な仕事です。
ライン作業に向いている人、向いていない人
ライン作業に向いている人、向いていない人を解説します。
自分にあてはめながら考えてみてくださいね!
ライン作業に向いている人
ライン作業に向いている人は、単純作業が好きな人や、集中力に自身がある人です。
同じ担当作業を繰り返すこととなるので、それを楽しめる人が向いているといえるでしょう。また、立ちっぱなしになるので、体力にも自信があるといいかもしれません。
単純作業と向き合って自分なりに効率よく仕事を進める方法など、創意工夫ができるとよりよいでしょう。
ライン作業に向いていない人
飽きっぽい人やおしゃべりが好きな人には向いていません。
淡々と進める作業に飽きてしまうと、ミスをしてしまったり、仕事自体が億劫になってしまったりするからです。
また、ミスを防ぐためにも会話をしながらライン作業を進めることはありません。
仕事をしながら一緒に働いているメンバーとの会話を楽しみたいということであればライン作業はおすすめできません。
まとめ ライン作業について
今回は、ライン作業について解説しました。
黙々と単調な作業ができ、集中力のある方であれば、どのようなジャンルの工場であっても抵抗なく働くことができるでしょう。
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