ハローワークで正社員になれるのか?仕事探しの流れも解説

ハローワークは、職を求める人が求人を探すために足を運ぶ場所です。

では、ハローワークで正社員にはなれるのでしょうか。本記事では、ハローワークで正社員になるための流れやハローワークで正社員になるメリットなどを解説します。

今現在、正社員になるためにハローワークを利用しようと考えている人はぜひご覧ください。

ハローワークで正社員になれる?

ハローワークでも正社員になれます。なお、ハローワークでは職業相談や職業訓練を受けることが可能です。社会から離れてしばらく経っている人でも社会人に必要な知識やスキルを会得することができるため、現在知識やスキルがない人でも不安を抱える必要はありません。

ハローワークで正社員になるための仕事探しの流れは?

正社員になるための仕事探しの流れは以下のとおりです。

  • ハローワークの受付にて申し込みを行う
  • PCで正社員の求人を探す
  • 求人票を印刷し受付に提出する
  • 企業と面接の日程を調整する
  • 実際に面接を受ける
ハローワークで正社員になれる求人が見つからないときは?

ハローワークを利用して正社員になることは可能ですが、場合によっては条件に合う求人が見つからない場合もあります。

ハローワークで理想の求人が見つからない場合は、他のサービスにも登録しておきましょうスミジョブなら、全国2000件以上の住み込み求人の中から希望の条件でお仕事を探すことができますよ。

目次

ハローワークとは

ハローワークとは
ハローワークでは仕事探しに関するいろいろなことができるんです。

ハローワークとは、厚生労働所が全国に554箇所設置している「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的とした行政機関です。また、ハローワークは公共職業安定所とも称され、略して職安とも呼ばれます。

基本的にハローワークでは以下のことを行うことができます。

  • 求人検索
  • 職業相談
  • 職業訓練
  • セミナー
  • 面接対策
  • 雇用保険の手続き

職を求める人たちの多くは、これらのサポートを受けるために日々ハローワークに足を運んでいます。

また、利用料は不要で求職の意思がある人は誰でも利用することが可能です。

ハローワークが開いている時間

ハローワークの開庁時間は以下のとおりです。

開庁曜日平日(土日祝日・年末年始以外)
開庁時間8時30分~17時15分

このように、ハローワークは平日の日中にしか開いていません。しかし、以下のように例外もあるので、最寄りのハローワークがどの時間に空いているかを確認しておきましょう。

  • 土曜日や夜間も空いているハローワークもある
  • 保険の手続きなどに限り、時間外の対応をしているハローワークもある

最寄りのハローワークがどの時間に空いているかを確かめるには、ホームページを確認しましょう。

ハローワークプラザとの違い

ハローワークと似ているものにハローワークプラザがあります。

ハローワークプラザは、ハローワークから派生した支店のような機関です。ハローワークが近くになく、なかなか足を運べない人に向けて駅前などに設置されています。

求人検索や応募ができる点に関してはハローワークと同じですが、求人の申し込みや雇用保険の手続きはできません。この点だけを見るとハローワークよりも劣っていると感じるでしょう。しかし、土曜も開いていたり夜間も開いていたりするというメリットもあります。そのため、ハローワークプラザは日中は仕事をしている人におすすめです。

ハローワークで正社員になれるのか

ハローワークで正社員になれるのか
そもそもハローワークで応募して正社員になれる?

結論としては、ハローワークでも正社員になれます。しかし、社会から離れてしばらく経っている人が正社員になるのは比較的難しいでしょう。理由は企業からの評価が下がるからです。

企業は社会から離れてしばらく経っている人よりも、現役で社会に出続けている人を欲しいと考えています。また、企業としてもすぐにやめられては困るので、できるだけ長い期間働いてくれる人を採用したいと考えるでしょう。そのため、社会から離れてしばらく経っている人よりもスキルや知識を豊富に有している人や現在も職に就いている人を選びます。

なお、ハローワークでは職業相談や職業訓練を受けることが可能です。社会から離れてしばらく経っている人でも社会人に必要な知識やスキルを会得することができるため、現在知識やスキルがない人でも不安を抱える必要はありません。

正社員になるための仕事探しの流れ

正社員になるための仕事探しの流れ
ハローワークで正社員の仕事に応募してみましょう!

正社員になるための仕事探しの流れは以下のとおりです。

  • ハローワークの受付にて申し込みを行う
  • PCで正社員の求人を探す
  • 求人票を印刷し受付に提出する
  • 企業と面接の日程を調整する
  • 実際に面接を受ける

ハローワークの受付にて申し込みを行う

まずはハローワークへ足を運んで受付に行ってください。受付の職員に求職をしたい旨を伝えると手続きの準備をしてもらえるので待機しておきましょう。

混雑しているときなどは、手続きを開始するまで1〜2時間ほど待機しなければいけないことがあります。その時間を短縮したいのであればPCであらかじめ仮登録するようにしましょう。注意点としては、仮登録から1週間経つと仮登録した内容が消えてなくなることです。

手続きの準備ができると受付から呼び出されるので、求職申込書に必要事項を記入してください。求職申込書には、職歴や取得している資格などを書く欄があるので記入しましょう。できるだけ詳しく書くことで、自身に適した求人を探すことが可能です。

手続きが終わるとハローワークカードを発行してもらえます。2回目の訪問からハローワークカードを提出することで求人検索を行えるので忘れたり紛失したりしないようにしましょう。

PCで正社員の求人を探す

ハローワークカードを受け取ったら、設置してあるPCで求人の検索を行います。受付で指定された番号のPCを使いましょう。自分の気になる求人や条件に適している求人を見つけたら、その求人票を印刷して窓口に持っていきます。

なお、求人の検索と求人票の印刷は自宅のPCでも行うことが可能です。ハローワークが混雑している際は、PCの利用時間が制限されることもあります。そのため、混雑が予想される時間に行く際は、あらかじめ自宅のPCなどで求人を検索してからハローワークに足を運ぶようにしましょう。

求人票を印刷し受付に提出する

希望する求人が見つかったら、その求人票を印刷して受付に持っていきます。印刷する場所は指定されていません。ハローワークの印刷機や自宅の印刷機を利用しましょう。

また、求人番号を伝えるという方法もありますが、メモをしなければいけないことやペンとメモ帳を用意しなければいけないので印刷よりも手間がかかってしまいます。求人番号を正確に伝えられるというメリットもあるので、印刷機を利用することをおすすめします。

企業と面接の日程を調整する

求人票を提出したら、職員が企業とコンタクトをとってくれます。そこで、求職者がその企業に応募しても良いと判断されると、次は面接の日程を調整する行程です。

面接の日程が決まったら、ハローワークから紹介状が発行されるので、無くさないように保管しておきましょう。紹介状の裏には面接会場の場所や面接の日程といった重要な情報が記載されています。

また、この紹介状は必要書類とともに企業に提出する必要があります。一般的には、面接の際に必要となる書類は以下の2つです。

  • 履歴書
  • 職務経歴書

企業に提出する方法としては、面接時に手渡しするか郵送で送る方法が挙げられます。いずれにしても、紹介状と必要書類を同時に提出する必要があるので、不備や記入漏れがないようにしてください。

もしも、履歴書や職務経歴書の書き方がわからない人は、ハローワークの職員に相談しましょう。

実際に面接を受ける

面接の日程が来たら、実際に面接を受けにいきましょう。持ち物は必要書類、服装はスーツが基本です。

もしも、必要書類を面接時に提出するケースであれば、出発する前に必要書類を持ったことを確認してください。万が一書類を忘れたとなると、面接が受けられなかったり企業に迷惑がかかったりします。企業にマナーがなっていない人だと思われると、合格から遠ざかるので気をつけたいところです。

なお、面接に不安がある方はハローワークの面接対策を受けましょう。無料で利用できるので、不安が解消されるまで利用し続けても問題ありません。実際の面接を再現するためにスーツを着用することをおすすめします。

ハローワークで正社員求人を探すメリット

ハローワークで正社員求人を探すメリット
ハローワークならではのメリットがたくさん!

ハローワークで正社員になるメリットは以下の3点です。

  • 地元での就職に向いている
  • 求人の数が多い
  • 職業訓練やセミナーが無料で受けられる

地元での就職に向いている

ハローワークは、設置されている地域の労働局が管轄しています。そのため、地元企業の求人が多く存在するのが特徴です。つまり、ハローワークは地元に根差した企業への就職に特化していると言えます。

なかには、求人サイトや転職エージェントには載っていないような求人が見つかることもあるでしょう。そのため、求人サイトや転職エージェントでの求職活動に行き詰まっている人にも魅力的なメリットだと言えます。

求人の数が多い

企業は求人を出す際、掲載先に一定の費用を支払う必要があります。しかし、ハローワークへ求人を掲載する際は費用を支払う必要はありません。そのため、求人サイトや転職エージェントに比べると求人の数が多くなっています。

時間をかけて探すことで、他には載っていないようなレアな求人が見つかるかもしれません。このことから、ハローワークは求人検索の時間が十分に取れる人におすすめだと言えるでしょう。

無料で受けられる職業訓練やセミナーが多い

ハローワークは、一部の職業訓練やセミナーを無料で受けられるサービスがあります。職業訓練の代表的なコースは介護士やプログラミングなどです。これらのサービスを受けることで、社会に出て活躍するための知識やスキルを会得することができます。

なお、職業訓練などのサービスを活用するメリットとしては以下が挙げられます。

  • 面接対策ができて合格する可能性が高くなる
  • 就職したら即戦力として戦える

ハローワークで正社員求人を探すデメリット

ハローワークで正社員求人を探すデメリット
デメリットにも気を付けておかないといけませんよね

ハローワークで正社員になるデメリットは以下の3点です。

  • 質の悪い求人もある
  • 自主的に行動しなければいけない
  • 平日の日中しか開いていない

質の悪い求人もある

ハローワークには以下のように質の悪い求人も存在します。

  • 内容と実際の職場環境との差が大きい求人
  • 従業員が1人しかいない会社やオフィスが存在しないような会社からの求人
  • 労働基準法が守られていないブラック企業の求人

このような質の悪い求人を見分けるためには「長期にわたって掲載されているかどうか」「就業時間や給与の範囲が大きくないか」という点に注意しましょう。

長期にわたって掲載されているということは、応募者が集まらなかったり集まってもすぐにやめてしまうという場合があります。また、就業時間や給与の幅が大きいのは、求職者に高待遇だと勘違いさせて応募数を増やすためという場合もあります。

このように、質の悪い求人も多く存在するので気をつけましょう。

自主的に行動しなければいけない

ハローワークは、求職者に応募を強いることはありません。そのため、求職者は自分のペースで無理なく求職活動をすることができます。その反面、求職者が自ら行動していかないと職に就くことはできないとも言えるのが事実です。

一人で行動するのが苦手な人や求職活動の勝手がわからない人にとってはデメリットの方が大きくなっています。

平日の日中しか開いていない

ハローワークは平日の日中しか開いていません。そのため、日中に仕事をしている人や学校に通っている人にとってはハローワークに通う時間がなくなってしまいます。

なお、ハローワークによっては、土曜日や夜間に開いているところもあります。しかし、一部の施設に限られるので最寄りのハローワークが空いているとは限りません。

もし、ハローワークに行く時間が確保できないという人は、ハローワークプラザへの訪問をおすすめします。

まとめ

ハローワークでも正社員になることはできます。仕事探しの流れも他の求職者と同じで、ハローワークに備え付けてあるPCで行います。

とはいえ、社会から離れてしばらく経っている状態からいきなり正社員になるのは比較的難しいと言えるでしょう。そのため、まずは職業訓練などを受けて資格やスキルを身につけてから求職活動をするのがおすすめです。

なかには、今すぐお金が欲しいので、いきなり正社員を目指したい人もいるはずです。その際は、資格やスキルのいらない職に就くかアルバイトから始めましょう。

  • URLをコピーしました!
目次