期間工とは、「自動車関係や家電、電子部品を作る工場で、期間の定めがある労働契約を結んで働いている人」のことです。
期間工は自宅から離れている場所でも寮などに住み込みで働けることも多く、住み込みだと生活費を抑えられます。
期間工には
- 給料がいい
- 福利厚生が充実している
というよいイメージもありますが、もちろんデメリットもあります。
今回は、期間工の仕事内容から、メリット・デメリットまで解説します。期間工を検討している方は応募するかどうかの参考にしてください。
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期間工とは？｜工場勤務の契約社員
期間工は「期間限定のメーカーの現場で働く契約社員」です。期間工は勤める企業の社員として契約されるので、働いた分だけ給料がもらえます。
住み込みで大企業の期間工として働くと、給料や福利厚生が良いことから住み込みにかかる生活費を抑え、貯金や趣味にあてられます。
一方で、工場で働く人の中には派遣社員もいます。派遣社員は派遣会社を通じて工場に行きます。そのため給料や福利厚生などは、派遣元の契約内容によって変わり、派遣会社に仲介マージンをとられるため給料が安いこともあります。
期間工のメリットとは？｜未経験でも好待遇！
期間工のメリットは、以下の3つです。
- 給料が良い
- 未経験でも働ける
- 福利厚生が充実している
それぞれについて解説します。
メリット①：給料がいい
期間工は働いた分だけお金をもらえるため、比較的給料が良いです。
特に夜勤のある部署に配属されると、元から給料が良いうえに、夜勤手当や昼夜交代手当までつくので、「月収が前の会社の倍」なんてこともあります。
企業によっては半年もしくは1年働くと「契約期間満了金」という制度があり、正社員でいう「ボーナス」に近い額をもらえます。
工場は海沿いや山の中にあることが多く、住み込みをする場所は工場の近くであることから、ムダな出費が減るので貯金をしやすいです。
メリット②：未経験でも働ける
期間工になるためには、専門的な知識や工場で働いた経験が必要と思うかもしれません。しかし、未経験でも期間工になれます。
未経験でも期間工になれる理由は、正社員ほど難しい仕事を任されることが少ないため。そして、最初は先輩社員が教えてくれ、慣れたあとも同じ作業の繰り返しであることも多いため、何か資格取得や勉強を強制されることもめったにないです。
ただし工場で働くこと自体は体力勝負なので、身体だけは鍛えておいた方がいいでしょう。
メリット③：福利厚生が充実している
期間工で働く大きなメリットとして、福利厚生があります。福利厚生が充実している大企業の期間工の場合、特に充実した恩恵を受けられます。
- 安い家賃で、寮に入居できる
- 有給取得を推進している企業では、月に1度以上取得できる
- 企業の社会保険や健康保険に入れる
といったことがあります。
住み込みだと、生活に必要な出費も抑えられるのも魅力です。
期間工のデメリットとは？｜正社員へのハードルと人間関係
一方で、期間工のデメリットも少なからずあります。
- 正社員に上がりにくい
- 人間関係が狭い
それぞれについて解説します。
デメリット①：正社員になりにくい
期間工から正社員になることができる「正社員登用制度」があります。しかし誰でも登用されるわけではありません。
特に大企業だと、あまり多くはない正社員登用人数を多くの期間工で争うため、倍率が高いです。
期間工から正社員に上がるためには、仕事で成果をあげることはもちろんですが、上司の推薦が左右してきます。
正社員を目指したい方は、上司はもちろん、同僚とも良い人間関係を作っていきましょう。同僚からの評判が良ければ、上司も推薦しやすくなります。また、上司としては自信をもって推薦したいので、上司から信頼されるように仕事で成果を出していきましょう。
デメリット②：人間関係が狭い
期間工で地味にしんどい点は「人間関係が狭い」ことです。正社員は異動希望の申請や、社内の部活、労働組合で部署をまたいだ交流があるので、職場の人間関係でしんどいことがあっても対策を立てられます。
しかし期間工は基本的に同じ職場で働き続けるため、自分の職場以外の人と関わる機会はほとんどありません。
住み込みで期間工に就職し、職場の人間関係で悩んでしまう人もいます。仕事として割り切ったり、プライベートを充実させるなど、気分転換も大切にしてください。
逆に誰とでも分け隔てなくできる人にとっては、正社員に上がれるチャンスを含めて期間工は向いているでしょう。
まとめ 期間工について
期間工の特徴とメリット・デメリットについて解説しました。期間工は派遣社員とは異なり、企業の期間限定の社員です。住み込みが伴うことも多く、短期間で高収入を得られます。未経験OKなことや福利厚生が整っている場合も多いのが魅力です。
成果を出し、上司に評価されたときは大手企業の正社員となるため、安定した生活を送ることもできます。
短期間でまとまったお金を稼ぎたい人にも、期間工はオススメです。ただし期間工でツライ思いをしないためにも、デメリットも理解したうえで応募しましょう。
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