ホテルバイトはきつい？住み込みは？メリット・デメリット・体験談を紹介

求人を探している時に、ホテルバイトをたびたび目にする機会があると思います。

しかし、ホテルバイトに関してその実態や内容については、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「ホテルバイト」で働くメリットやデメリット、実際にホテルバイトで働いた方のリアルな感想もピックアップして解説していきます。

これから「ホテルバイト」で働きたいと考えている方や、「ホテルバイト」の求人を探している方は必見の内容となっています。

⬇住み込みの仕事は本当にきついのか？を徹底解説しています

ホテルバイトの仕事内容は？

ホテルバイトの職種は主に以下の6つがあります。

• フロント
• レストラン
• ベルパーソン
• 清掃
• 調理
• 宴会

一口にホテルの仕事といっても多種多様な仕事が存在するので、やりたい仕事と、自分の適正をよく考えた上で希望を出すのが良いでしょう。

ホテルバイトのメリット・デメリットは？

ホテルバイトのメリットは「時給の高さ」や「接客スキルの向上」などがあげられます。一方で、「接客マナーが厳しい」「シフトの融通が利きにくい」などのデメリットがあるため、あらかじめ把握して仕事選びをしましょう。

きつい？ホテルバイトのメリット

「ホテルバイト」で働くにあたって、沢山のメリットが存在します。

質の高い接客スキルが身に付く

「ホテルバイト」では、仕事内容が大変なこともある分、多くのスキルを積むことができます。

周辺の観光地のおすすめを聞かれたり、忘れ物に関するトラブルに対処したりすることが多く、その場に応じた対処をする力が身に付きます。

また、電話応対やお客様に対する接客なども日常的な業務ですので、敬語の習得などは欠かせません。意識しなくとも丁寧な言葉遣いが自然と出てくるようになります。

ホテルでは、国籍や老若男女問わず、様々なお客様が泊まり来られます。日本人の家族連れやカップルだけでなく、時には日本に仕事や観光で来られた外国人の方に応対することがあります。

そのため、一般的なコミュニケーションの仕方だけでなく、簡単な英会話力や語学力も身に付きます。

お客様は心も体も休めるよう、ホテルに泊まりに来られる方が多いです。より質の高い接客を求められるため、多くのバイトでは丁寧に研修が行われます。

ホテルバイトでは、他のバイトでは身につかない質の高いマナーを身に着けることができるようになります。

「ホテルバイト」で磨いた接客スキルは、通常の接客業で身につけることがなかなか難しいような、丁寧かつ質の高い接客力を身につけることができるので、日常生活における人とのかかわり合いや、さまざまなお仕事でも役に立つことでしょう。

貴重な体験をすることができる

「ホテルバイト」では、日常では味わうことができないような貴重な体験をすることができます。

質の高い接客を学べるだけでなく、観光客やバイト仲間との交流、トラブル対応、休日の観光やアクティビティなど、充実した日々が待っているでしょう。

代り映えのない日常を変えたい、今しかできない体験をしたい、と考えている方にホテルバイトはおすすめです。

時給が高い

「ホテルバイト」は他のバイトと比べてもかなり高時給です。

ホテルバイトの平均時給は、ホテルフロントが1,217円、ホテルスタッフが1,213円となっています（※アルバイト・パート募集時平均時給調査（2023年10月度）リクルートジョブズリサーチセンター）

更に、先述したように、ホテルでは24時間その営業を行なっているため、夜勤での募集も多くなります。

夜勤だと1,800円など普通のバイトでは考えられない金額を稼ぐことができます。特別な経験や資格なども必要ないので、とにかく稼ぎたいならばまずはホテルバイトを視野に入れるといいと思います。

きつい？ホテルバイトのデメリット

ホテルバイトはメリットがある一方で、デメリットも存在します。

シフトの融通が利きにくい。

ホテルの仕事では、チェックイン・チェックアウトの時間がある程度決められているので、それに応じて仕事を行う必要があります。

客室清掃・食事準備と仕事の時間がある程度固定されているため、シフトに入れる時間も、時間によって、人数がしっかり固定されていることがほとんどです。

なので、平日の昼間よりは、夜間や土日で働きたい人の方が向いています。

仕事が大変

メリットで説明しましたが、「ホテルバイト」では他の仕事よりも比較的お給料が高く設定されています。

時給が高いということは、それに値する働きを求められるということです。また、高い水準のマナーや礼儀作法を求められることもあるため、接客に対して、普通の仕事よりも高いレベルが求められることがあります。

また、ホテルでは予想できないようなトラブルが起こったり、お客様からの急な要望を求められることが多々あるため、それに応じた対応をしなければならないことも、一つ大変な点であると言えるでしょう。

仕事内容にもよりますが、特にレストランでの接客業務は大変という声が多いです。一度にたくさんの料理を、調理・配膳したり、運んだりするので想像以上に力仕事な部分もありますし、より素早く、かつ丁寧な作業を求められる場合もあります。

また客室清掃の仕事に関しても、時間内に決められた数の客室を清掃するように求められるため、いかに綺麗かつ素早く作業するかを考えながら、清掃をしなければなりません。

ホテルバイトはきついって本当？働いた方の体験談

ここからはホテルバイトで働いた方の体験談をご紹介します。

ここまでみて、「ホテルでの仕事は大変そう……」というイメージを持たれた方もいらっしゃるかと思います。

そこで、実際に働いた方からのリアルな感想を、ぜひ参考にしてみてください。

ポジティブな体験談

ネガティブな体験談

以上、「ホテルバイト」で働いた方の体験談をピックアップしてまとめてみました。

接客業ということもあって、お客様からクレームを頂いたり、トラブルシューティング時の対応でお叱りの言葉を頂くということも多々あるようです。

ただ、その分大きなメリットもあるので、働く際には自分に対してのメリットや、適正も考えつつ、働いていく方法を模索して行った方が良いのかもしれません。

ホテルバイトの部署について

そもそも「ホテルバイト」とはどんなお仕事なのでしょうか。

一口に「ホテルバイト」といっても、たくさんの仕事があります。まずはその仕事内容について詳しく掘り下げていきたいと思います。

ホテルバイトでは、仕事を行う部署がいくつかに分かれています。

フロントや客室で働く「宿泊」の部門。そしてホテル内にあるレストランや食事をする場所で「宴会」「料飲」などのお客様の食事を提供する部門、この3つの部門が、実際に「ホテルバイト」で働くにあたって、配属される部署になります。

それぞれの部門について、細かく説明していきます。

ホテルバイトの宿泊部門

宿泊部門では、フロントで宿泊者の会計や案内、宿泊する際の予約などの宿泊のための各種手続きを行います。

実際にホテル本来の機能を統括、管理している部署になっているため、ホテル経営においての大事な柱です。

また、「宿泊」の部門では客室の管理を行う客室係の仕事もあります。客室係はお客様が泊まった後の客室の清掃や、客室内の備品の補充等の客室内のメンテナンスを行い、次に利用するお客様が気持ちよく利用できるよう、チェックインするまでに客室を整理整頓していきます。

お客様との接客の機会は、ホテルバイトの別の仕事と比べると若干少ないですが、快適に利用客が過ごすために不可欠で重要な「裏方」の仕事です。

「宿泊」部門には「ベルパーソン」という仕事もあります。

「ベルパーソン」とは、ホテル内のロビーに待機し、窓口でチェックインを終えた利用客を、宿泊する客室まで案内する仕事です。

ホテルバイトの料飲部門

ホテル内にあるレストランや食事をする場所で働くのが料飲部門です。

食事部門に関してですが、宿泊するお客様をレストランの入り口で、席まで案内する「レセプショニスト」と言われる役割や、料理の提供やオーダーテイクを行う「ウェイター」や「ウェイトレス」などの役割があります。

ホテルバイトの宴会部門

この「料飲部門」とはまた別に、「宴会部門」という部門もあります。

宴会部門では、事前にお客様から注文を受けた宴会内容に則して、会場設営や当日のサービス全般を行う宴会サービスなどを提供、サポートする仕事になります。

どの部門であっても、ホテルに泊まりにきたお客様と接するので、重要な仕事といえるでしょう。

ホテルバイトの仕事内容について

ここまでホテルバイトの部署について、大まかに説明してきましたが、仕事内容と特徴についてより細かくまとめてみましたので、ぜひ下記内容も見てみてください。

フロント

お客様のチェックイン、チェックアウトを始めとして、チェックアウト時のお会計や、もしもの時のトラブルシューティング、そしてホテルの予約対応や忘れ物等の電話対応を行います。

この仕事は、お客様に対する接客のマナーがとても重要視される仕事なので、コミュニケーション能力が身につきます。

レストラン

レストランでの接客サービスを行います。フロントと同じく、高いレベルでの接客が求められます。

「ウェイター」や「ウェイトレス」に関しては、お客様の席まで、料理や飲み物を運ぶ仕事などもありますので、かなりの肉体労働になることもあります。

ホテルの仕事の中では1番忙しい仕事だと言われています。

ベルパーソン

ホテルロビーに待機して、チェックインされたお客様を客室まで案内する仕事です。

ホテルによっては、お客様が持ってきた手荷物なども持って移動することになるため、力仕事になる場合もあります。

清掃

お客様が利用した後の部屋を清掃したり、ベッドを整えたり、客室の準備をする仕事です。

お客様とは直接的な関わりはないものの、丁寧かつ正確な作業が求められる仕事です。

また短時間で多くの部屋を掃除しないといけない場合もあるため、作業のスピードなども求められることがあります。

調理

お客様に出す食事を作る仕事です。実際に料理することに加えて、お皿へきれいに盛り付けをするスキルも求められます。

将来的に調理師免許を取りたい方や、料理の腕を上げたい人にはおすすめです。

宴会

お客様から宴会の注文を受けた際、宴会場のセッティングや準備などを行う仕事です。

それ以外にも、宴会中は給仕を行うこともあるため、レストランの仕事と同じく、ハードな仕事になる場合もあるようです。

以上、ホテルの仕事について紹介していきました。

一口にホテルの仕事といっても多種多様な仕事が存在することがお分かりいただけたと思います。ホテルの仕事をしたいと思っている方は、自分がやりたい仕事と、自分の適正をよく考えた上で仕事の希望を出すようにしたほうがいいかもしれませんね。

ホテルバイトで身につくスキルや資格

ホテルバイトの仕事を行うにあたって、絶対に必要な資格はほぼありません。

また、各ホテル毎に研修制度や、従業員に対してのサポートが充実しているため、ホテルでの仕事は初心者や未経験でも始めやすい仕事といえるでしょう。

ホテルバイトで身につくスキル

そんな初心者や未経験者でも、気軽に入ることができるホテルバイトですが、時として予想外の出来事がたびたび発生することがあります。

そんな時に求められてくるのはその場で対応することができる対応力と、臨機応変に対処できる適応力。さらに、お客様やチームメンバーと、そういった要望やトラブルに対して円滑に解決できるようにするコミュニケーション能力が必要となってきます。

また、ホテルの立地などによっては、海外のお客様と接する機会も多くなるため、英語などの外国語の能力も時として必要になってくる場合もあります。

海外のお客様とも接するホテルならば、語学力も身につけることができます。

仕事を行っていくにあたって、上記のようなスキルが自然と備わっていくことでしょう。

ホテルバイトで役立つ資格

ホテル業務を行うにあたって、取得すると便利な資格もいくつかあります。

その中の一つが「ホテルビジネス実務検定」という資格。

料飲や宴会、宿泊などの仕事をはじめとした、ホテル業務に関する知識はもちろんのこと、ホテルを回すにあたってのマネジメント業務など、ホテル業務に関わる実務知識について学ぶことができる資格です。

この資格ですが、学生や新入社員はベーシックレベル2級を受験することができます。

レストラン勤務なら飲食関連スキルも身に付けられる

また、ホテルの仕事の一つである調理や配膳に関しても、将来的に料理の仕事をしたいと思っている方には特におすすめできる仕事になっています。

ホテル内にあるレストランなどは、よりスピーディーかつ丁寧に、そして綺麗に盛り付けや料理することを求められます。

ホテルで出される料理に関しては見た目も華やかで、またホテルによっては一流のシェフが調理を行っている場合もあります。

将来的に飲食の仕事をしたいと思っている方にとっては、一流シェフの元で調理の勉強ができるのはこの上ないメリットの一つとなるでしょう。

「ホテルバイト」は、初めこそ必要なスキルや資格は必要ありませんが、仕事を行っていくにあたって、身についていくスキルがたくさんあります。

また、働くにあたって重要なことを学ぶことができます。働きながら学ぶことができる、とても有意義な仕事ではないかと思います。

ホテルバイトの働く環境

ホテルで働くにあたって、働く環境はどうなのか、気になる点ではあるでしょう。

実際の職場環境に関しては、実際に働くホテルや職場で変わりますが、今回はオーソドックスなケースを紹介していきます。

服装について

ホテルスタッフは、お客様から見て、直ぐにスタッフと分かるよう、ホテルが指定した制服で働くことが多いです。着用する制服は担当する業務によって異なります。

フロントスタッフならホテルのテーマカラーに応じた制服を着ることが多く、結婚式やパーティでお客様にお料理を提供する配膳スタッフであれば黒い長ズボンに白いシャツ、黒いベストなど、シンプルで清潔感ある服装で合わせることが多いです。

またレストランで給仕するスタッフは皆さんがイメージするコックのような服装をする場合もあります。

客室の整備や清掃を担当するスタッフは、動きやすい作業服を着ていることが多いですが、ホテルによっては配膳スタッフと同じような格好で働くこともあります。

休日や勤務時間について

休日に関してですが、結婚式や旅行客で混み合う土日や祝日は原則出勤となります。しかし、ホテルによっては事前に申告すれば休めるところもあります。

ただ、「ホテルバイト」の仕事では、シフト自体を固定されているところがほとんどですので、休みに関して取りにくいところも多くあるようです。

また、ホテルは常時、お客様が宿泊している状態です。なので、もしもの時にスタッフが直ぐに対応できるよう、勤務時間は２４時間の業務を交代制で行うことになります。

深夜や早朝のシフトに入る必要があることもあるので、施設内での詰所で、仮眠をとりながらの業務になることも多くなります。

ホテルバイトは時間が不規則な仕事なので、住み込みでの募集も多くあります。

ホテルバイトに向いている人・向いていない人

ホテルバイトに向いている人・向いていない人の特徴は以下の通りです。

ホテルバイトを始めようか悩んでいる方は、以下を参考にしてみてくださいね。

まとめ　ホテルバイトはきつい？

この記事では、「ホテルバイト」の詳しい仕事内容と、そのメリットとデメリットについて、紹介していきました。

「ホテルバイト」という仕事は、接客が主な仕事であることや、時としてクレームをいただく場合もあり、やはり大変な面がある仕事であると思います。

しかし、その苦労に見合ったものを、この仕事では受け取ることができます。「ホテルバイト」の仕事は、ぜひ就職前の学生さんに、やってみてほしい仕事の一つです。

なぜなら、お給料はもちろんのこと、普通のアルバイトでは得られない経験と、スキルを身につけることができるからです。

「ホテルバイト」で得た経験は就職活動はもちろんのこと、今後の人生においても、大きな武器の一つになり得ると思います。

ぜひ、この機会に「ホテルバイト」で働くことを検討してみて下さい。

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